壊れて危ない道路を直して欲しい、道路に落下物が落ちているときはどこに連絡したらいいの?

家の前の道路が壊れていて、通行にも支障があるし、子供や高齢者が出かけるときに心配!修理してほしいけど、どこに相談したらいいんだろう。

このような場合、公道(県道・市道)か私道かで問い合わせ先が変わり、私道の場合は所有者が補修する必要があり、自治体が修理することはありません。

公道かどうかわからないときはどうしたらいいの?

一般的に通り抜けのできない袋小路になっていて限られた住民しか利用しない道路は公道にはなりません。不動産を購入する前に、敷地が接する道路が「私道」か「公道」かを把握しておきましょう。

方法①:各市町村の役所に行って確認する

各市町村の役所の窓口で確認することができます。自治体により異なりますが、主な窓口は道路を管理する道路管理課や建築確認を行っている建築審査課などです。
それらの窓口で、調べたい土地の住所や地番を伝えると、対象不動産の前面道路が私道か公道かを回答してもらえます。
また、建築基準法42条2項道路の場合は、「セットバックが必要か否か」も教えてもらえます。

方法②:法務局に備えつけられている「公図」を見て確認する

「公図」とは法務局に備え付けられている図面のことです。「公図」は土地の大まかな位置や形状を表し、法務局が管理しています。法務局の窓口やインターネットで申請し、所定の料金を支払えば、誰でも取得することができます。

具体的な手順は以下のとおりです。
1.「公図」を見て、まず対象不動産の場所を確認する
2.敷地の前面道路に該当する部分の不動産登記情報を取得する
3.所有者が「国」「県」「市」なら「公道」、「個人」「団体」なら「私道」

結局どこに問い合わせればいいの?

公道ではない私道に関しては、その道路の所有者の責任において管理することになりますので私道に関しては行政側では補修してもらうことはできません。

国土交通省の「道の相談室」

国道や県道、市道など道路の管轄を問わず、道路についての相談をワンストップサービスで受付てくれるのが、国土交通省が運営する「道の相談室」です。地方自治体、高速道路会社などの道路管理者が連携を取っています。

寄せられた相談情報を道路行政へ迅速かつ的確な反映を目的とされていますので、まずは下記の「道の相談室」相談フォームから問い合わせてみてください。

国土交通省「道の相談室」
https://www.mlit.go.jp/road/soudan

道路緊急ダイヤル

道路緊急ダイヤルは、国道や高速道路など幹線道路の異状を発見した際に通報する専用ダイヤルです。
落下物、道路の破損など緊急性を要する場合の連絡先です。

※運転中の通話は、道路交通法により禁止されていますので、安全な場所に停車して電話をおかけください。

聴覚や発話に障がいがあり、音声による通報が困難な方であっても、LINE による通報が可能となります。

(1)QRコードから友達追加

(2)下記URLより友達追加
https://page.line.me/?accountId=mlit_9910

道路緊急ダイヤル #9910
固定電話・携帯電話・スマートフォン・公衆電話からかけられます。(24時間、通話料無料)

まとめQ&A

道路の破損、落下物など、道路上の異状等の緊急時はどこに連絡すればいい?

道路緊急ダイヤル#9910にお電話ください。固定電話・携帯電話・スマートフォン・公衆電話からかけられます。(24時間、通話料無料)

クラッチ編集部

役所や公的機関に関連した暮らしの情報サイトを運営しています。 どこに相談したらいいか、どこに問い合わせたらいいかなど、分かりやすくまとめた記事で情報発信を目指しています。

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