下水の臭いがする!そんなときどうしたらいいの?
下水から発生する悪臭は、ほとんどが硫化水素ガスによるもので、道路上の雨水用の桝や建物内の排水管の不具合箇所等から悪臭が拡散することが原因です。
まずは臭いの発生源がどこなのかを確認することから始めましょう。
道路上のマンホールから臭いがする
臭いの発生源が道路上(公道)の桝・マンホールからの臭いであれば市や区など自治体で調査・清掃を行ってくれます。
マンホールからの臭気の主な原因は、下水道管の詰まりや堆積、また、付近にあるビルの排水槽からのものなどがあります。通常は臭いの逆流対策が施されていますので何かしらの不具合も考えられます。
下水道のマンホールや汚水ますから下水があふれている場合は、その地域を担当する水道局に連絡してください。
室内、敷地内から下水の臭いがする
臭いの発生源が台所、トイレ、お風呂などの排水溝だったり、敷地内の私設ますや私道内の管となりますと、所有者(個人)で解決しなければなりません。
臭いの発生源が宅地内排水設備の場合は、自治体で指定する下水道工事店へご依頼ください。ご不明な点は、水道局、下水道課へ連絡して相談してみましょう。
排水口からの臭い、新居で発生する場合も
新居が下水道臭いというのもよく聞く話ですね。これは長期間水を使わない状態が続くと、排水トラップ(排水溝)に貯められていた水が蒸発し、下水の臭いが室内に上がってくると発生します。このような臭いは、入居後に全ての排水口に水を流し、排水トラップを正常に機能させることで軽減できます。
また、排水トラップが適切に設置されていない場合や、排水管からの匂いの逆流が原因となることもあります。特に風呂場の排水口では、お椀型のトラップが逆さまにかぶせられていることがありますが、水の流れを良くするために外されていることもあります。トラップが正しく設置されているか確認してください。
治体で指定する下水道工事店へ依頼してください。基本的に自己負担になります。