迷惑な不動産投資勧誘電話に終止符を!見覚えのない番号からの着信、その正体と対策

不動産投資会社からの突然の電話、本当に驚きますよね。「なぜ私の番号を知っているの?」「もしかして怪しい会社?」といった疑問が頭をよぎるのは当然です。
迷惑電話撃退!不動産投資会社はなぜあなたの番号を知っているのか?
突然、不動産投資会社から電話がかかってくる。そんな経験はありませんか?多くの場合、見に覚えのない電話番号からの連絡に、「どこから私の番号を知ったんだろう?」と不安になるでしょう。残念ながら、あなたの電話番号が不動産投資会社の手に渡るルートはいくつか考えられます。
まず、最も一般的なのは名簿業者からの購入です。世の中には、個人情報が載った名簿が合法・非合法問わず売買されており、不動産投資会社が特定の条件(年収や年齢層など)で絞り込んだリストを購入しているケースが頻繁にあります。
また、過去に不動産関連のウェブサイトに登録したり、投資セミナーに参加したりした際に、あなたの情報を提供していませんか?
そうした情報は、提携している他の会社に共有されることも少なくありません。ごく稀に、機械的に電話番号を生成してかけている「ランダムダイヤル」の場合や、過去に何らかの機会で交換した名刺からの情報が巡り巡って利用されることもあります。
要注意!突然の電話で勧誘する不動産投資会社の「怪しい」サイン
あなたの番号を知った経路も気になりますが、それ以上に重要なのは、かかってきた会社が「怪しい」かどうかを見極めることです。突然の電話で不動産投資を勧めてくる会社には、特に注意が必要な共通の特徴があります。
まず、会社名や担当者名を曖昧にしたり、聞き取りにくい話し方をしたりする場合は警戒が必要です。
また、最初から「不動産投資」とは言わず、「税金対策」や「資産形成」といった言葉で話を切り出し、本題を隠そうとする傾向もあります。
さらに、あなたが「興味がない」「もう電話しないでほしい」と明確に伝えているにもかかわらず、何度も執拗に電話をかけてくるようなら、それは宅地建物取引業法に違反する可能性があります。
深夜や早朝など、迷惑な時間帯に電話をかけてきたり、あなたが電話を切りたがっているのに長々と話を引き延ばそうとしたりするのも、悪質な業者の典型的な手口です。
彼らはしばしば「絶対に儲かる」「100%損しない」といった断定的な言葉で勧誘しますが、投資に「絶対」はありません。リスクを全く説明しない会社は信用できません。
また、「今すぐ契約しないとこの物件は手に入らない」などと契約を急かしたり、高利回りを過剰に強調してデメリットやリスクを説明しなかったりするのも、注意すべきサインです。
迷惑電話を撃退し、自分を守るための具体的な行動
もしこのような電話がかかってきたら、どう対処すれば良いのでしょうか?
最も大切なのは、きっぱりと「不動産投資には全く興味がありません。今後一切お電話いただかなくて結構です」と明確に断ることです。曖昧な返答は、相手に「まだ可能性がある」と期待させてしまい、繰り返し電話がかかってくる原因になります。相手の会社名や担当者名を聞き取れたら、それ以上の個人情報は絶対に教えないでください。
もし、きっぱり断ったにもかかわらず電話が続くようであれば、「この勧誘行為を止めないと、監督官庁に相談します」と伝えるのも有効です。同時に、電話があった日時、会社名、担当者名、会話の内容などを記録しておくと良いでしょう。
あまりにもしつこい、あるいは悪質だと感じた場合は、一人で抱え込まずに外部機関へ相談してください。
例えば、国民生活センターの消費者ホットライン(188)や、会社の所在地を管轄する各都道府県の宅地建物取引業免許部局、詐欺の疑いが強い場合は警察(#9110)などが相談先となります。
突然の電話は不安なものですが、冷静に、そして毅然とした態度で対処することで、自分自身を守ることができます。